トレイルランナー鏑木毅氏の指導を観て

アジア大会の競技は夕方からなので、午前中はホテルにて待機(準備)。自室でNHK国際放送をつけていたのだが、ランニングをテーマにした番組「ランスマ」が放送されていた。日本を代表するトレイルランナーの鏑木毅氏がトレイルランを始める人に向けてトレーニング法やレースでの走り方をレクチャーしていたので、ちょっと手を止めて説明を聞いてみた。
ロードランとトレイルランとの違い、なぜこの練習が必要か、なぜレースではこう走ると良いのかが、理論的かつ難しい専門用語を用いずに説明されていて、とても共感した。
ランニングブームでランニングの指導者は多く居て、ランニング本も多数出版されている。もちろん素晴らしい指導者も多いが、指導書などを読んでみると、感覚的でよくわからない人や経験だけで間違った理論を語る人が多く居るのも事実。
鏑木氏は早大教育学部の卒業生。彼のように、論理的かつ判りやすく説明できる指導者の存在は貴重だ。スポーツ科学・体育科学を学んだ学生さんは、職業であるかどうかは別として将来スポーツ指導に関わる人は多いと思うが、このよう指導が出来る人材になって欲しいと個人的には思うし、私自身も見習いたいと思った。

http://www.amazon.co.jp/トレイルランナー鏑木毅-鏑木-毅/dp/4947537795/ref=sr_1_5?ie=UTF8&qid=1411791467&sr=8-5&keywords=鏑木毅