世の中には人を使う人と人に使われる人がいるのだろう.そう考えると,自分は人に使われる側の人間なのだろう.ということを実感する日だった.
昨日も書いたが,月末ということで様々な書類,原稿などの締め切り日だった.朝の出勤時のクルマの中から,到着したらやろうと思っている仕事を考えていた.にも関わらず,午前中から止むことなく誰かが訪ねて来たり,電話が鳴ったりしていた.この手の用件は,100%の確立で自分の役に立つようなことは無く,誰かが仕事を振ってきたり,どうしようもなくなった仕事を振ってきたりするといったものだ.よくよく考えると,自分と同じように締め切りの迫った仕事を振ってくるのだろう.
それでも大学院生時代や助手の時代には,ある程度の雑務は仕方がないと思っていたが,一応,自分の研究室(ゼミ)を持ち,学生の指導をする立場になった今,指導教員がこのような状況にあるのではその下にいる学生だろう.何とかこの状況を打破しなくては.
ということで,振り返って見ると,もう何日も運動(エクササイズ)をしていないだろう.
冬の賞与の時期である.研究室に学内報が届いており,冬の賞与の計算式が記載されていた.まぁまずまずの額(しかし決して満足のいく額ではない)が書いてあった.ま,中堅大学であればこのあたりか,と思ったが,その下には,”不景気で民間企業や公務員はダウンか横ばいなのに,無理してこの額にした...”系の文が書いてあった. 賞与の金額は多いに越したことは無いが,上には上が居るし,下には下が居るのだから,他と比べても仕方がないと思う.貰える事に感謝はしているのだから,こんな文章書かなければいいのになぁ...
非常勤講師生活をしていて賞与の無かった時代には,世の中ボーナスセールや旅行会社の広告で沸き返っているのをみて,賞与なんか無くなってしまえばいいのに...と思っていた.助手時代,わずか1.5ヶ月分の賞与しか貰えない時代には,そんな小額でも貰える事を期待し感謝していた.やっと世間の同世代のサラリーマンと同額をもらえるようになった今,ここで満足してしまうのは向上心が無いと思う一方で,賞与さえ貰えない企業が多くあることをマスコミなどから知らされて,満足してしまいつつある自分である.とはいえ,キャベツは700円を超え,ガソリンは120円を超え,卵(L)は200円を超えている今日この頃,やはりお金は多いに越したことはない.