久々に見ました.

ゼミの学生が実験をしてました.どうもウチのゼミ生は春休みは休む時と思っているらしく,全く実験室に来ない.来なくても自分のためだからいいのだが,これであとで焦るのは眼に見えるわけで,それでこちらが時間や労力を費やすのだけはお断りだ.前述の篠原先生のページにもあるが,アクティビティの高い研究室では,実験室を使う順番でさえ,研究室内でしのぎを削っているのである.まぁ,自分も学生時代にはそれほどやってないか.. 
しかし,今の学生ほどではないだろう.少なくとも卒論の時にはゼミ室に入り浸っていた.もちろん競技も頑張っていた.ここの学生たちのように「部活が忙しいからゼミ活動が出来ません」なんていうやつは,私の卒業した大学のゼミには居なかった.24時間練習する部活なんてないだろう.それこそスポーツ科学に反する行為だ.要するに,彼らは部活を理由にしているが,自分の競技を科学的に見直して本当に強くなろうと思ってはいないのだろう.
人のことは置いておいて,自分が現役アスリートの時にはそうしていた.少しでも競技力を向上させようと,本を読んだり,実際に記録を取ったり,ちょっとした測定をしてみたりして,競技力向上の糸口を探したものだ.それがこのようなスポーツ科学系大学に入学した学生アスリートの道ではないだろうか.コーチングを目指す学生にしてもしかりである.もちろん指導現場でのコーチング経験は重要だ.しかしながら,正しい科学的理論に基づいたコーチングを学ぼう,目指そうと思わないのであれば,なにも大学や大学院にきてまでやることではないだろう.
こんなことを書くと,久保先生から「おまえはどうなんだ?」と問われるかもしれませんね.止めておきましょう.