早大へ非常勤に行く途中で,トイザらスへ立ち寄った.目的は息子へのクリスマスのプレゼントを購入するため.トイザらスは週末とはいえ平日の昼間とは思えないほど混雑していた.
実はクリスマスプレゼントに関して,前の晩に妻と相談していた.何を買うかについてもだが,誰からのプレゼントにするかについても話し合った.間も無く4歳になる息子は,サンタクロースがおとぎ話であるとは思っていないようである.というか,サンタクロースなんてものの存在を認識しはじめたの自体が最近の話ではないか.
そもそも,親が買ったプレゼントなのに息子が他人に感謝するのはしゃくである,というのは私の意見.夢を持っている間は持たせ続けよう,朝目覚めた時にツリーの下にプレゼントが置いてあるなんてのが夢があって良い,というのは妻の意見.そもそも我が家にはそんな大きなツリーなんて無いではないか,と思いながら,今年は妻の意見を採用することにした. 
最近,息子は朝保育園に行く前に,新聞の折込まれる玩具のチラシを見ながら,楽しそうに欲しい玩具にマジックで丸を描いている.やはりサンタさんに期待しているのかもしれない.その姿を見ると,夢は大切にしてやるか,という思いも沸いてくる.私が子供のころといえば,サンタさんに手紙をしたため,枕元に手紙と靴下を置いては見たものの,両親は何も入れてくれなかった気がする.そして挙句の果てには「ウチはキリスト教徒じゃない」などという言葉でプレゼントを回避されたものである.あの頃の(サンタではなく)親への失望感を思えば,やはり夢は大切にするべきなのかも知れない.