理事長・学長が夕方に研究所を見に来る(カモシレナイ)という事になり,前日から研究室の学生・院生を動員して準備をしていたのだが,結局,屋内型に改修されたプールだけをご覧になっただけで研究所までは来なかった.私の研究室では,まさに「台風直撃の予報であったものの,台風は進路を変えたかのような状態」であった.まぁ,こういう事でもないとやらないことも多々できたのでよかったのだがね.

夕刻,キャンパスの暑気払いの飲み会があった.先述の件の後片付けがあったのでちょっと遅れて参加すると,間違えて上座から入室してしまったために,周りは若手ではなくて年配の教授先生ばかりというテーブルについてしまった.
教授の先生方と懇親していると,某大先生に呼ばれたのでいってみると体重ネタになった.「君はウチの大学に来て何キロ太ったのかね?」,「何?そんなに増えるとは,よほど良い思いをしているのだなぁ,もっと仕事をまわさなくては.」などという冗談か本気かも分からないことを言われる.本気であったら大変だ...... 
ところでこの大先生,ご自身も最近,ダイエットをして体重が相当減ったそうである.言われてみれば顔も体もかなりスマートになっている.「世界陸上も近いし相当に忙しい筈なのにどうやって痩せたんですか?」と尋ねると,毎朝,ウォーキングを始めたそうで,出張先でもやっているらしい.さすがはかつての日本を代表する長距離ランナー,やると決めたらトレーニングは手を抜かないようである.「何年も住んでいる街なのに,歩いてみると色々な発見があるもんだよ.」なんていう話をきいて,私もやってみようかな?なんて思ったのであった.(後日加筆;予想通りであるが,やるはずも無く,朝はギリギリまで寝ているし,起きたら子どもの世話もあるし,自分の支度にも追われるし....)
そんな会話の中で,大先生から「ところでキミ,ちょっと痩せたんじゃないか? 何かしているのか?」と尋ねられた.まさか,専務理事に向かって日本選手権に行って体調を崩して寝込み,仕事もせずに帰ってきましたとは言えずに,「今,学生達の間でブートキャンプというダイエットプログラムが流行っていて,彼らとそれを実践しています.」と答える私.まだ一日しか実践していないのに.