午後から千葉県庁教育会館にて健康生活コーディネーター育成研修の講師として「健康生活を目的とした運動生理学とバイオメカニクスの基礎知識」というタイトルで講義をしてきた.2コマ(3時間)の講座だったのだが,この時間で健康生活に関する運動生理学とバイオメカニクスの話をするのはなかなか難しい.さらにいつもの通り,雑談が多くなり,時間ギリギリまでかかってしまった.
市民講座や社会人大学院の授業をして感じるのは,彼らの学ぶことへの意識やモチベーションが,昼間の学生に比べてはるかに高いということ.やはり一度社会に出て学ぶことへの欲求や必要性を感じてくるからなのか?それとも自身でお金を支払って学びにきているからなのか?明日は私の研究室で大学院夜間クラスの学生を対象とした実験実習の特別授業を開催する予定であるが,そんな彼らの意識を感じ取って欲しいと思い,研究室の学生達も半ば強制で参加させることにしてある.彼らの良いところを是非,吸収して欲しいものである.
と考えながら,そういえば,私自身は大学入学以来,学校は変わったもののずっと大学に勤務しているからか,自身のことを改めて考えることは無かったなぁ.教員として勤務していると,必要に迫られるから,自身の専門分野のことは勉強・研究をし続けるものの,一方で他の分野のことをちゃんと学んだりする時間ってなかなか取れないのが現状である.こういう仕事をしていると,他の職業に比べてまとまった時間をとれるようで,実はなかなか取れないよね.よく「夏休みはいつからですか?」とか聞かれるけれど,実は何も予定が入っていない日はお盆を挟んだ5日もない.