初めてのことらしい.....(驚き)

早大での非常勤の後,年度最初の授業だったので,日頃からお世話になっている某先生の研究室へ挨拶に言ったときのこと.色々とお話をしていると,科学研究費の話になった.そう,この季節は大学によって若干の差はあるものの,科学研究費の採択結果が届く時期でもある.その先生曰く,28歳に初めて採択に成ってから今年までの間で(先生は恐らく50歳代中盤だと思う),今年初めて不採択だったよ,とがっかりして居ました.この先生,研究業績も多くてアクティビティも高い.私が知っているだけでもこれまでに1000万円級の研究課題の採択を何度も受けているので,私とて何故不採択になるのかが不思議であるし驚きである..
科学研究費は我々のような大学教員にとっては研究を遂行する上では不可欠の資金であるし,“競争的研究資金”と呼ばれ,採択されれば,研究者としてのステイタスにもあるようである.もちろん,国民の税金から支払われるのだから無駄な支出は厳禁であるし,金額に見合った成果が求められるわけである.最近では使途に関しても相当チェックが厳しいようであるが,それだからこそ,研究の質が向上するのであろう.我が大学の内定通知は未だのようであるが,私の課題はどうだったでしょうか.......
ちなみに,どの大学の誰がどのような課題で何れだけの研究費を受けているかはこのページで知ることができます.