日本バイオメカニクス学会でした.

8月26日〜28日の日程で仙台にて開催された日本バイオメカニクス学会に参加しました.今年のバイオメカニクス学会は私の研究室のメンバー16名のうち14名が参加しました.うち7名が発表者であり,私が現在の勤務校に来てからは,1つの学会大会において最も多くの研究発表をしました.それぞれの発表で未だ未だ未熟な点も多々有りましたが,アクションをとることが重要ということで,今後の成長に期待したいと思います.
ちょっとネガティブな話ですが,多くの学生達が発表するのはとても喜ばしいことですし,誇らしいことなのですが,準備までの期間に僅かながらでも添削・指導の時間をしたとすると,合わせると結構な時間となるので,自分の発表の準備の時間が確保し難いということ.前もって準備すれば何も問題ではないのですがね.
学会といえば研究室のメンバーや会員の先生方との交流や情報交換(つまり飲み会)も楽しみの1つです.今回のように地方にて開催された時には,ご当地の旨いものを食すのも楽しみです.頑張った学生諸君へはごちそうする羽目になるのですが,たまにはそれも良いでしょうし,そういう楽しみもあれば,準備も頑張れるわけです.(そっか,次回は発表者だけを対象にしよう........)

▼今回は私自身も発表しました.今までの発表の中では比較的多くの方々が関心を持ってくれた気がします.私のセッションでは中京大学長の北川先生が座長をしてくださいました.こんな有名な先生とお話をする機会は滅多に無いチャンスだったので,この機会に名刺の交換をさせて頂きました.


学会といえば個人の発表もありますが,有名どころの先生によるキーノートレクチャーや教育講演がメインイベントです.写真のダペナ教授は走り高跳びの技術の変遷を昔の動画を示しながら説明してくれたのですが,ご高齢にも関わらず,自身で動きを見せながら熱心に説明してくれました.写真は決して発作が起きて苦しんでいるわけではありません.

今までにも何度も言ったり書いたりしてきたかも知れませんが,将来研究職を目指す大学院生にとっては,学会発表が就職活動の場になるのだと思います.良い発表をしたり,的確な質問や意見を述べると,参加している各大学や研究機関の先生方は,「〜というところに,......という優秀な人がいるんだ」と思うものです.一方,質問者や座長の揚げ足をとるような発言をしたり,無知の不知のような発言をしていると,わりとそれも(ネガティブな)印象として残るものです.だから私の研究室の学生には,他大学の先生方には礼儀正しい態度をとりつつもスマートな発表や質疑応答をするように指導してきたつもりですが,如何でしたでしょうか?