書籍とは.....

夕方,息子と近所のTSUTAYAに行き書籍を物色.本当は工学系のある理論を知りたくて教養コーナーのあたりを物色していたのですが,私の近所の本屋にそんな分野の本などあるはずもなく,結局,その理論には擦りもしませんでした.
「スポーツ」コーナーではなくて「教養」コーナーにて,私の専門であるスポーツ科学の書籍を発見しました.東大時代にお世話になった小林寛道先生の「金メダリストは知っていた!スポーツ科学が明かす陸上競技の新常識」(技術評論社)という本.自分の専門分野について,その分野の大御所が
一般人向けに書いているので,読んでみるとなかなか勉強になります.ついつい学術的に難しく説明する傾向がある内容を,一般人向けに専門用語を多用せず,優しい言葉で書いています.
こんな風に近所の書店で自分の専門分野の書籍を購入してしまった私ですが,以前に,某大御所先生からは,「我々の立場では,書籍とは読むものではなくて書くものだという認識を持たなくちゃだめだ!」と言われました.近い将来,私の名前が記載された背表紙をTSUTAYAで発見したいものです.