出張講義@都立大泉高校

都立大泉高校さんからの依頼で出張講義に行ってきました。大泉高校は私の母校である保谷高校の一駅隣の高校で、昔、実家の隣の家のお兄ちゃんが通っていた高校なので話には聞いており、一度行ってみたいと思っておりました。
私立大学に勤務していると、このような営業の仕事が年に数回あります。多くの場合、私(というか私が勤務する大学)だけが呼ばれているだけではなく、別の多くの大学も同様に呼ばれていて、他大学の担当者とともに大きな会議室に通されます。その高校の生徒さん達は自分の興味ある分野の大学・学部毎にわけられ、我々がその生徒さんたちの待つ教室に行き、我々の分野(多くの場合「体育系」)の一般的な話を10分間ぐらい、そして専門科目の模擬授業を50分間くらい行います。
この時期だと対象は1〜2年生なので、多くの場合はこの分野の話を聞きたいというよりも、進路を決めかねている運動系クラブに所属する生徒さんが聞きにくるケースなので、彼らにスポーツ科学の魅力を伝えるのが我々の使命なわけです。体育系大学ってのは高校でやっているような体育(実技)の授業や保健の授業のようなことばかりやっていると勘違いされていることが多いので、「スポーツ科学」について、彼らが熱中しているようなスポーツの話を通して伝えて行きます。とはいえ様々なスポーツをやっている生徒さんが集っているので、話の中心は筋力トレーニングとダイエットの話になるのですが、この手の話に対してはとても食いつきがよく、時間を過ぎても質問が続きます(この辺を上手く考えないと、バイオメカニクスの話ばかりすると、質問は少ないのが通例です。)。とくに、今回はエコーカメラを持って行って、実習もやってみたので、実際に見える自分の脂肪と筋肉に対してとても興味津々でした。今回も始めは取っ付きが悪く、私が話を初めても斜に構えている生徒さんもいたのですが、話が展開されるうちに、多くの生徒さんが色々と質問をしてくれました。
いつも、「今回の模擬授業がきっかけで「スポーツ科学」を専攻しようと思う生徒さんが増えると良いな....」と思いながら帰ります。