スカッシュ部 関東学生新人

 ここのところ、仕事の予定がかなり詰まっているし、学生からの連絡が直前に入ったので行かないつもりだったのですが、「先生が来たら頑張って頑張って勝てる気がする」という学生の冗談を真に受けて、日曜日の試合だけ応援に行ってきました。トーナメント方式なので日曜日は2回戦に勝った選手だけが出場出来るのですが、幸い多くの選手がまだ残っていました。で、決勝は順大生同士が対戦し、優勝と準優勝を獲得するという好成績を納めました。
順大スカッシュ部は、学生大会では例年良い成績を収めていますが、学内ではその理由を「マイナースポーツだから」とか「他大学に比べると、もともと体力があり、運動神経の良い子達だから」と片付けられていたりします。しかしながら、試合を見に行けば分かりますが、相手の大学だって日本体育大学東海大学など体育学部の学生さんたちなわけですので、先に挙げた理由は理由に成らないことが分かります。そして、最近ではそれなりに多くの大学が大会に参加してくるので、ラウンドがあがれば試合展開もより複雑になりやスピードかなり高いものになるので、「毎年のように優勝する」のはそれなりに難しいです。では何故強いのかを考えてみると、「楽しみたい」よりも「勝ちたい」という意識を持つ学生が多いこと、そして上級生が初心者の下級生に指導するシステムが確立しているために基礎的な動きが身に付いていることなどが思いつきます。それから、試合に出場する時の礼儀や態度なども、他大学に比べるとちゃんとしているような気もします。
とはいえ、学内において伝統のある他クラブに比べると、態度・身なり・取り組み・組織 ......など、まだまだ不十分な点は多いと思います。ピュアなところは彼らの良い点でもあるのですが、そこが欠点でもあったりもします。体力トレーニングなどと一緒に、そういう点も少しずつ思いを伝えて行ければな...なんて思っています。