昨日と今日の二日間で修士論文の中間報告会が行われました.
私は大学院の担当教員ではないのですが,何人かの学生の共同研究者として発表準備を手伝わせてもらいました.ここで重要なのは,私が手伝えるのは「発表準備」であり,「発表」ではないという点,今後は肝に銘じたいと思います.つまり,学生(特に修士課程の学生)に対しては,この研究テーマが全体のどのような位置にあり,これを研究することにどのような価値があるかということを知らせる必要があるということです.正直言って,このことに気づいたのは発表が終わった後でした.
それから,学会とは異なり,このように様々な分野の先生方に対してプレゼンテーションする際には,当たり前と思っていることが当たり前ではないという点も,今後は念頭に置かねばならないのかもしれません.テーマとデータ自体はそれなりにいいのですが,伝え方が悪いとここまで伝わらないか,と正直がっかりしました.学生のせいではなく,やはり私のせいなのでしょう.今後,残りの数ヶ月の間になんとかモノにしたいと思います.