営業あがったり

木曜日は1時限目から担当授業があるので,何時も通り9時に出勤したが,到着してから今日は学内で健康診断が行われるために全ての授業が休講だったことを思い出した.どおりで門を入ったところから人の流れが何時もとは違うわけだ.これが専任校の授業だからよかったものの,非常勤校の授業だったら大損だった.
得をしたような損をしたような,何だか納得できない気分のまま研究室で雑用を片付け,昼前に健康診断を受診しにいく.学内の各教室が診断・検査会場になっており,廊下にまで行列が出来ているのだが,教職員はこの列の先頭に着き,全く待たずに受診することが出来る.しかしながら,検査員は健康学科の学生であるため,検査結果を学生に知られてしまうことになる.毎回思うがいいシステムではない.こちらの大学にきてから毎回,血液検査で中性脂肪が高いと指摘されている.原因のひとつに毎回朝食をしっかり食べてから受診してしまっているということがあるのだが,それを考慮したとしてもちょっと高い傾向にある.内科検診では,医者から運動した方がよいというアドバイスを貰った.
私の事を知る人なら分かると思うが,運動によるヘルスプロモーションは私の仕事だ.私は医者では無いが「医者の無養生」といった現象だろうか.一寸した成人病は運動により予防したり改善したりすることができることを知っているからこそ,あまり健康に気遣わなくなってしまうのだろう.しかし,私が客の立場だったとしたら,こんな不健康で見るからに運動不足の奴から運動することを薦められても,実践しようとは思わないだろう.気をつけなくては営業あがったりである.