不快

4月に転居したのですが,今更になって免許証の住所変更に行ってきました.手続き先は私の自宅近くの警察署です.そこで大変不愉快な目に遭いました.免許証書き換えなどを担当するカウンターに行き,「(私)免許証の住所変更をお願いします!」といって免許証と住民票を手渡すと,カウンター越しの女性警察官は「はい,それでは免許証と住民票をください.」ととっても早口で言ってきました.「(私)だから,あなたが持っているそれです.」,「(警)あっ,それではかけてお待ちください.」,数分後,呼ばれて「市内から市内への住所変更ですね.それではこれに必要事項を記入して隣のカウンターへ出してください.」といわれて,申し込み用紙を渡された. この時点で,それくらいだったら,さっき免許証と住民票を渡した時点で言えばいいだろう,と思いながら従い,申し込み用紙を記入して隣のカウンターにいた,先ほどとは別の女性警察官に渡すと,「(警)それでは視力検査をしますからこちらへお願いします.(早口)」,「(私)住所変更なのに視力検査が必要なんですか?」,「(警)あっ,住所変更ですか.それでは裏面に変更した住所を記入します.」という具合で進められていった.
これがコンビニのレジで,女子高生のアルバイト店員だったらしょうがないなぁで済むだろう.しかしながら,これは,警察署内で警察官による対応だ.奴らは相手のいった言葉をちゃんと聞いていない,手渡された書類をろくに確認もしていない,私が待っている間もカウンター内にいる警察官同士で大きな声で世間話をしているような勤務振りだ.そんな奴らに我々市民の生活の安全を託してよいのだろうか?そして彼女らは我々の血税により雇用されている地方公務員なのだ!小泉首相のいう「民間に出来ることは民間に」という方針に私は納得がいかないが,それでも地方公務員が,そして警察官ともあろうものがあのような対応をするのであれば,あの程度の仕事は民間に委託したほうがよっぽどキチンとこなしてくれるであろうし,あれが警察官というのであれば,民間の警備会社の職員の方がよっぽどよく教育されているであろう.
憤慨して帰宅し,妻にその話をすると,妻も住所変更をしに行ったときに,妻も同様の対応をされたと言っていた.妻も頭にきて署内にある「意見箱」にそのことを書いて出してきたとのことだったが,数ヵ月後にも同様の対応をするということはあの警察署では「意見箱」は全く機能していないということなのだろう.
あのような能力や質の最悪な警察官が存在するということは,近年の警察官採用試験がいかに無意味であるかを意味するのかもしれない.採用試験において当然面接試験もあるだろうから,しっかりと試験が為されていれば,あのような警察官が存在するはずもないのだ.
18歳人口が年々減少する時代,警察官のみならず,大学の試験とて同様の事態である.受験者数と入学者数の数がほぼ同数ということから,ほぼ全員がどこかの大学には入学できてしまうということだ.それでもレベルの高い大学は学生の質を維持することは可能であろうが,それ以外の大学では益々質の低下が危惧される.前述のような警察官を出さぬためにも,大学での常識の教育が求められる時代になったということであろうか.本来,このような教育は家庭で行ってもらうべきことなんだけれどね.