合同ゼミ合宿@伊豆川奈

24日から本日まで3日間の日程で伊豆川奈の早大セミナーハウスにて開催された福永研・川上研のゼミ合宿に我がゼミもジョイントさせてもらいました.このゼミ合宿,私が早大に居た頃から開催しておりますが,所謂勉強は全く行わず,昼間はスポーツに明け暮れ夜は酒を飲みながら語り合うというものです.通常,ゼミ合宿と言えば昼間は研究発表なんかを行うようですが,この研究室では「日頃から研究しているのだからわざわざ遠方まで来てやる必要はない.それよりもスポーツ科学に携わるものとして自分でもスポーツをしなくてはならない」という意図のもと,サッカー,野球,テニスなど多くのスポーツを行って汗を流します.また,夜の飲み会では教員や大学院生や学部生が,研究の事やプライベートな事などを色々と語り合います.
今年のゼミ合宿は2日目にちょうど台風の直撃を受けてしまいました.私と先生方は近くのファミレスに行き,色々な打ち合わせや雑談を行って居ましたが,若者諸君は大雨の中,田んぼのようになったサッカー場で,泥だらけになってサッカーをしていたそうです.やはり若さは武器です.
私が引率していったウチの学生達も,最初は初対面だったため遠慮していたようですが最終日にはかなり打ち解ける事ができたようです.そして研究の事や進路の事などを早大生たちと(私と話をするのとはまた違った角度から)話をして,よきアドバイスも受けられたようでした.お互いに他大学の話を聞いたり,研究でも交流したりする事はかなり有益だと思います.現在,早大側には順大の私のゼミから巣立った2名の大学院生が居ます.昨年,彼らもこのゼミ合宿に参加したのがきっかけで早大の大学院に進学しました.合宿中に見た彼らの姿や言動は一年前と比べると大きく成長した気がしました.彼らは単に早大に行く事で成長したのではなく,新天地で荒波に揉まれることでひと周りもふた周りも大きく成長することができたのでしょう.もちろん大学の経営的には,学生を外部に進学させる事は良くないのかも知れませんが,学生の成長や学術の発展を願えば,環境を変えることはよい事なのでしょう.そして,ゼミ合宿に限らず,そして学内外に限らず,他の研究室と交流することは,人間的な成長や将来のチャンスを拡大するよい機会だと思います.私もそうやって就職の機会を得てきましたし.
今後もこのように交流する機会を増やして行きたいと思います.もちろん,学生には参加を強制するのではなく,自主的に参加したい人を募っていくつもりです,今までどおり.
余談ですが,合宿中にある早大生から恋愛の早大も受けました.普段は学生と話を出来ないような内容まで話をすることが出来るのもこのような合宿の良い所なのかもしれません.しかし,私も段々と歳をとって来たので,今年はあまり夜更かしはせずに,早めに部屋に戻り寝るようにしました.ずっと居ると,学生同士の積もる話も出来ないでしょうから.
そうそう,合宿中には普段話す機会の少ない学部生から,早大での私の授業の評判を聞くことができたのだが,私の授業は毎回レポートのため,結構評判が悪いらしいことが判明!判明とは大げさで,実は,以前に小手指駅と大学を結ぶシャトルバスに乗っているときに,私が乗っているのも気付かずに,同様の不満を漏らしている学生に遭遇したことがある.しかし,こちらとしては授業で使った知識を確実に身に付けて貰うためにやっていることなのだが,やはり,学部生レベルだと如何にして楽に単位を取得するかを考える者が多いのだろう.


▲写真はセミナーハウスから見える景色.右側に海,左側に富士山が見えます.台風一過の朝に撮影しました.曇ってますから台風一過でもないですね.