通常営業中

我が社(ゼミ)では本日から2学期(?)の営業が開始となった.判り易く言うとゼミ活動が正式に再開した.ゼミ生其々が気持ちも新たに臨んできたと見え,何時も以上にプレゼンがなされた.僅か数週間の休みだったにも関わらず,課題をこなして大きく成長した学生も居れば,全く変わらない学生も居るわけで,小泉首相流に言えば「人生色々,学生も色々」である.また,毎週の活動では気付きにくいことであるが,4年生が3年生にアドバイスをするのを聞いていると,一年間での成長を実感するものである.
そんな中,ゼミ終了後に学生からの呼びかけで実験室の掃除が行われ,ついでに机や棚の配置換えも行われた.私が呼びかけた訳でもなくこのようなことが行われるようになったということは,学生が日々研究活動を送るようになり,使い勝手などに問題点を感じてこそ発生した訳であり,これも学生の成長として喜ぶべきことなのかもしれない.
学生達が掃除をしている間,私はというと実験室の窓外の風景に目をやっていた.実験室から見下ろす印旛沼干拓地の田園風景も,段々と緑色から黄色に変化してきた.黄色の田園風景を目にするのは,こちらに来て二度目である.田園風景とともに成長する学生,刈り取り出荷する頃には度の様になっているだろうか.
午後,私も昨日やりかけていた自分の研究室の模様替えを完了することにした.実際には完了ではなくて復元という形になったのだが,掃除している最中に前任校で卒業生から貰った卒業記念ムービーのCDを発見して,久々に見ていた.僅か3年くらい前の写真であるが,とても懐かしく思ったり,今でも付き合いのある学生の現在と比較して,ずいぶん成長したものだと実感した.
学生の成長を一喜一憂している私であるが,自身は最近あまり成長していない,成長しているのはカラダの横方向の大きさだけだということを感じている.教育活動だけでなくちゃんと研究活動も成果を出さなくてはヤバイよね.学生と共に頑張って行きたいと思う.そんなことで,午後はなるべく実験室で学生とともに過ごすことにした.学生達にしてみたらえらい迷惑なことかもしれぬが,お互いのためにその方が良いだろう.


▲写真は研究室の窓外に見える印旛沼干拓地.季節は新春のものだけれど.....