過ぎてしまえば他人事?

午前中のゼミナールの時間,私のゼミでは一週間に行った研究の進捗状況を報告させ,私や他のゼミ生がコメントや質問をするという形式で行っている.コンピュータで計算をして値を出したり,それを元にグラフを作成してきた学生に対してコメントしている時に,「これって,今は偉そうに言っているけれど,私が学生の頃によく福永先生や金久先生に言われていたことだよなぁ」と思った.具体的に言えば,「計算して値が出てきたり,図を作ったことに満足していて,その値や図が何を意味するのかということや,妥当な値であるかということは全く考えていない」と言ったこと.しかし,自分が何度も言われたことだからこそ,今,学生に伝えることができるのだろう.私に言われた学生も,次に繰り返さなければいいのだよ.私は何度も言われていたけれど.