昨日の卒業論文提出を受けて,我がゼミでは忘年会を開催した.この忘年会には卒論生は勿論のことであるが,3年生に加えて来年より我がゼミに所属予定の2年生,そして昨年卒業し現在は早大の大学院生になった佐久間くんと境君,運動生理学研究室助手の綾部先生と大学院生の白石君など,総勢22名もの参加となった.
私は今回,この忘年会を開催することに対してそれなりのこだわりを持った.その意図は,単なる飲み会ではなく,卒論提出を区切りとして研究室の一年間の活動の反省と来年への目標確認をすること,そして在学中は勿論のこと,卒業後にも研究室としての縦の繋がりを大事にして行きたいということである.これは私が卒業した加賀谷研究室や福永研究室における経験を踏まえてのことであり,我が研究室においても,今年を第一回として継続していきたいと思っている.
忘年会では卒論生ひとりひとりが,卒業論文に取り組んでみての思いを語ってくれた.彼らの話を聞いて,私は指導を通して彼らと色々ともめたりもしたけれど,最終的には拘りを持ち私なりに厳しい指導をしたことは良かったと実感した.そして多くの学生もそう思ってくれているのではなかろうかと思う.
卒業論文は提出して終わりではなく,最終的には製本するわけだからそれまでに更に仕上げてもらいたいと思うし,来月18日には運動生理学研究室と合同の発表会も控えているわけだから,継続して頑張ってもらいたいと思う.従って私の指導もこれで終了したわけではないが,とりあえず,卒論生の皆さんお疲れ様.そして,来年以降も残る皆さん,頑張っていきましょう.我が研究室は他大学に比べるとまだまだですが,今年の皆さんの頑張りが,そして来年の皆さんの頑張りが,少しずつ歴史を刻み他大学との差を縮めていくことになるのだから.
OBの皆さん,そして綾部先生,会費への多大なるご協力ありがとう御座いました.

私は一次会が終了してすぐに帰宅した.二次会は若者達の楽しむ場だと思うし,一次会でちょっとフォーマルに研究の話ばかりしていたので,二次会くらいは楽しく飲んでもらいたいという思いもあったし,そんな場所に私が居れば,ホンネの話も出来ないだろうから.しかし,そう考えると,私も若者ではなくなったのだなと思ったわけである.ところで,自宅から会場まではクルマで数分の距離なので,歩いてもさほどかからないだろうと思い歩いて帰って見た.ところがさすがは田舎である.40分以上もかかったし,道は真っ暗だし,途中でタクシーに乗りたくてもそんなものは走っていないし,寒いし,ということで大失敗だった.