大学の教員は大教室での講義がつきものなのだが,そんな講義で威力を発揮するのがコードレスプレゼンターという装置だ.これは特殊なマウスのようなもので,パソコンから離れた場所からパワーポイントファイルのページを送ったり,マウスの操作をすることができるという便利なもの.一般的にはあまり用途がないかもしれないが,私のようにウロウロと歩き回って話をする教員や,アクションを示しながら授業する教員にはとっても便利な装置である.
これまではLogitechBluetooth方式のものを使っていた.これはとても便利であり,大教室の一番後ろの席近くに居ても教卓のパソコンを操作することができる優れものだった.ただ値段も高くて約3万円.普通の感覚だと,マウスに3万円は支払えない...... 5年余りの間,このプレゼンターを愛用してきたのだが,先日,このマウスの受信機(USBメモリみたいなもの)を紛失してしまった.暫くの間,これなしで授業を繰り返していたが,やはりリズムに乗ることができないのでシックリこない.ということで新たに購入することにしたのだが,5年も経過すればもっと便利なものがあるのではないか?と思い物色していると,BUFFALOから「空間マウス」という商品が出ていることを知った.これは任天堂WIIリモコンと同様にジャイロを内臓したマウスであり,空間でマウスを持った手を動かすだけでマウスが動くというもの.価格は1万5千円くらいでやはり高いのだが,これって便利かもしれないと思い購入してみた.
実際に使ってみたところ,すこし慣れるまでは扱いにくいのかもしれないが,割とスグに慣れるものだ.ドライバソフトをインストールして,ボタンを割り当てることでパワーポイントの送り・戻しの機能も可能となる.今まで使っていたLogicool製品との大きな違いは,Logicool製品がレーザーポインターを内臓していたのに対して,「空間マウス」の場合には実際にはレーザーは出ず,ソフト上でマウスのポインターをレーザーの光に見立てた形に変化させるというもの.これは使ってみないと分からんな.....
さて,来週の講義が楽しみだ......