予定表を見ると,ここ数週間にわたり朝から夕方まで学生指導や会議,出張などが詰まっている.にも関わらず,研究室に散乱した書類が気になってしまう.挙句の果てには机の配置まで気に入らなくなってきて,そのことが気になって仕方なくなってしまった.これって中高生が定期試験の前になると勉強部屋の掃除をしたくなるのと同じ心理状況なのだろうか? しかし,中高生の場合には,定期試験の時以外には勉強部屋で勉強をしないから,勉強すると汚れが気になってしまうわけであって,私の場合には,基本的にはこの部屋で執務しているのでちょっと違うきもするが,いずれにせよ,気になって気になって仕方なかったので模様替えを含めた掃除をすることになったわけである.
しかしながら,私の研究室はPCやAV機器があふれているために,模様替えを使用ものならば,前回にも苦労した配線を再びやり直さなければならくなってしまうのである.ということで,現在は部屋中にケーブルが散乱して,PCやAV機器は使用不可能な状態にある.こりゃ,まともに仕事ができるまでには数日かかるぜ.....と思ったが,週末は修士論文発表会とスーパー陸上のため,この研究室には来ないわけだ.そして月曜日からは新学期が始まる.ということは,これは不味いのではないか?と今更になってあせり始めたのである.
ところで,私が大学院生時代に川上先生の研究室の引越しや模様替えをお手伝いしたことが何度かあった.今回,什器(机や棚)の移動は院生の小山君に手伝ってもらったのだが,その際,二人で机を移動させながら「俺が院生の時にも川上先生のをてつだったんだよ...」というと,「川上先生(の部屋)も汚かったんですか?」という答え.だれも“汚い”なんて言っていないよ.さては,コイツ,“汚い研究室だなぁ...”なんて思いながら手伝っていたんだな!と思ったのだが,そんな本音が出るくらいに汚かったんだな,きっと.