セイコースーパー陸上で新横浜の日産スタジアムに来ています、もちろん仕事で。

何ということでしょう!クルマで来てしまったため,気候を気にせずに半袖ポロシャツで来てしまいました.会場は風は吹き込みめちゃくちゃ寒い.しかも撮影ポイントである二階席はより強い風が吹いている.
仕事の合間に売店へコーヒーを買いにいったときのこと.私が「コーヒーひとつ」と注文するとバイトの女の子が「アイスですか?ホットですか?」と尋ねてきた.おい,この寒いのにアイスコーヒーを飲む馬鹿がいるか?と思い,「今日アイスコーヒー買った人いるの?」と聞くと.「いえいません.」とバイトさん.「だよね,この寒さだと当然ホットだよね.」と私.すると「こんな日に半袖で寒くないですか?」とバイトさん.ムカ!と思ったが笑顔で「うん,寒いからホットコーヒーを買いに来たんだよね.」と私.「風邪を引かないでくださいね.」とバイトさん.「ありがとう.」と私.
仕事をマニュアル通りにしか出来ない人は,こんな接客しか出来ないんだよね.プロだったら,気候とか状況を判断して接客して欲しいよ...と思った.
ところで私たちのような実験・測定系の仕事の場合にも同じだと思う.特にアルバイト代や謝金をもらって仕事を任される場合,当然素人にやらせるわけではないのだから,与えられた仕事に対して経験と知識をフルに反映させて判断して,まずは仕事に取り掛かって欲しい.こちらとしてはたとえ学部学生や大学院生であっても専門技術や知識を求めて依頼しているのであるから,自身とプライドをもって取り掛かかり,どうしても分からなかったり不安に思うことがあれば簡潔に整理してから質問してくれなくては,仕事に取り掛かる前からイチイチ細かく聞かれたり確認されたのでは,こちらにも同様に割り当ての仕事があるのだから仕事の妨げになってしまうわけである.依頼する方としては,仕事を円滑に進めるために一応専門家にお願いしているのであるから,こちらの手間や仕事が増えてしまうのでは,依頼していることが全く無意味である.これはバイト代や給料が安かろうが関係ないわけであり,1円でも金を貰うことになっていれば,自分の持っている能力で最高の仕事をする,こういう感覚で取り掛からなくては,今学んでいることを職業にすることはまず無理だね.