ネックは電池

大学院生が修士論文の実験で使う為に,フットスキャンという,足裏の圧センサーを業者さんから借りています.今回借りたのはモバイル版ということで,非拘束式なのでスポーツ動作中の動きをとれるという優れものらしい.しかしながら,実際に使ってみると,本体とは別に大型のバッテリーパックを装着しなくてはならないので,携帯する機器の重さは結構なものになる.しかも,あまり電池の持ちは良くないようだ.
別の日,ラクロスの選手のゲーム中の動きを定量するという目的で携帯型GPSを使ってみるということを,早大のゼミナールで行った.まずは使い方の体験なので学生達に装着させて,目的をと時間を設定して,そこまで走ってくるということをやった.このGPSの場合は昔使ったものよりも小型軽量がはかられているのだが,その分,バッテリーの持ちが良くないのがネックであまり長時間は継続してとれないようだ(とはいえ数時間はOK).携帯電話もそうであるが,実験機器は小型携帯型にすれば電池が重くなるという問題があり,機器そのものの開発に,電池の開発が追いついていないことが明白だ.