「ごちゃごちゃ言わずに、いいからやれば良いんだよ」これって大学院時代の恩師の先生方がよく仰っていた言葉である。当時は少々乱暴な事言うななんて思ったりもしていましたが、今になって良く理解出来るようになった気がします。
我々が取り組んでいるような実験系分野では、やってみないと結果がどう出るかが分からないことが多々有ります。ミーティングでは立場を問わずに様々な意見を交換するのですが、これに対して、実験や分析の方法について、それにどのような意味があるのか、どのような価値があるのか、大変な労力を要するのかを考えてみたり、理解してから着手しようとする学生っていうのが居るものです。分からなくはないですが、やってみる前にごちゃごちゃ言ったり、色々と考えるよりも、まずは取り組んでみてその結果を見てから判断する方が、はるかに良い答えを導く事ができることが多々有ります。
ま、なかなか着手しないヒトは、要するにやりたくないんだろうけれどね。