土屋 先生のご冥福をお祈り致します。

先週末、同じ勤務先の土屋先生がお亡くなりになられました。先生はここ数年の間、闘病生活を送りながら大学の授業も行っていたのですが、このような結果になってしまいました。未だ62歳ということで、とても残念です。
土屋先生と私は所属している学科が異なるため、大学での仕事では殆どご一緒する機会がありませんでした。しかしながら、年に1度、私と土屋先生が学外で時間を共有することの出来る機会がありました。それは、夏休み中に千葉県スポーツセンターで開催される日体協のスポーツプログラマー養成講習会の日でした。
私が午前の部、そして土屋先生が午後の部を担当していたため、僅か一時間でしたがお昼御飯を一緒に食べる時間があり、そこで大学の話、世間話などを色々と交わす時間を持つことができました。それがきっかけで、学内でお会いすると、ちょっとしたことを先生から声かけて頂くようになりましたし、その時の会話で、私も土屋先生もテニスをするということが分かり、それをきっかけにして、後に私や研究室の学生にテニスを教えて頂いたこともありました。
いつも明るく、時には自虐的な話題で周囲を楽しませるような気遣いをしてくださる先生でした。土屋先生とお話しした内容が、今でも先生の声と口調で耳によみがえり、先生が亡くなったなんていうことが、今でも信じられない気持ちです。
ある日、闘病の間に久々に大学にいらした先生と言葉を交わした時に、「僕は健康を研究してきたし、タバコも吸わない。運動だって普通の人よりもかなり多くしているのに、なんでかな........」と仰っていました。私も、本当に何でかな.....という気持ちで一杯です。
すでに暦は年末になりました。師走に、急ぐこともないのに土屋先生はおなくなりになってしまいました。去年の冬休み明け、久々にお会いした土屋先生が、抗がん剤で髪の毛の抜けた頭を私に見せながら、明るく「ハゲましておめでとうございます!」なんてふざけて挨拶してくださったのが忘れられません。もうあの明るい先生とお話できないのかと思うと悲しさと無念さでいっぱいです。
土屋先生のご冥福をお祈り致します。