お通夜にて

職場の同僚(先輩にあたる先生)のお父さんが亡くなったため、お通夜に参列しました。故人とは面識が有りませんでしたが、先生とは学科が違うものの担当する委員会が同じだったり、学校行事の後に、何人かの先生方で一緒に呑みに行ったりする仲なので参列させて頂きました。
お焼香が済んで、長男として喪主を務めた先生が挨拶の言葉を述べる、ということで、ここまではよくあるお通夜だったたのですが、「少し話をさせて下さい。父のことを紹介させて頂きます。」と言って、故人の誕生から職歴、最近のことなどを詳しく紹介してくれるという、ちょっと珍しい挨拶がありました。私は故人のことを「先生のお父さん」としか知らず、これまでの付き合いの仲から「10年ほど前に、実家から千葉に呼び寄せた」くらいのことしか知らなかったのですが、先生のお話を聞いて故人のことを知る事ができ、この人が居たから、この先生が居るんだということを実感することができました。 
これまでも色々な方の葬儀に参列させて頂く機会があり、今回はちょっと変わった挨拶でしたが、これって参列者を気遣った粋な計らいだな、なんて思ってしまいました。 
故人のご冥福をお祈り致します。