新年度が始まりました

春休みはあっと言う間に終わり、新年度を迎えました。現在の本務校である順天堂大学に私が赴任してから、早いもので丸6年が経過し、今日からは7年目となりました。また、この春で、私が大学にて教鞭をとるようになって12年,専任で大学に着任してから10年が経過しました。この期間、いったい何をしてきたのかと問われると、”これ”という決め手のない時間を過ごしてきた気がしなくもありません。7年目は決め手を作ることを意識しながら仕事をしたいと思います。
私の研究室ですが、昨年度は私を含めたスタッフ(教職員)3名、大学院生6名(D×1,M×5),学部生4名という構成員でしたが、今年度は本日時点でスタッフ1名,大学院生4名(D×2, M×2),学部学生4名となり、かなり縮小となります。構成人数は少ないですが、単位断面積あたりの筋力を増やすべく、中身のある活動を通して成果を出して行きたいと考えております。宜しくお願い致します。昨年は学生諸君を見てあげる余裕があまり有りませんでしたので、今年度は彼らをじっくりと観察して、良い所を見つけてを褒めて挙げる(つまり、彼らの良い所を探してあげる)ことを目標としたいと考えております。

さて、新年度になり早速ですが、この春に卒業して新規着任した方々や、これまでの所属から異動をした方々からメールやハガキを頂いております。殆どが異動することや行き先を予め知っていた方々ですが、1日に便りを頂けるなんて感心するし嬉しいものです。私は日頃から、大学を卒業する学生たちに対して、私宛だけでなく、お世話になった方々にはちゃんと挨拶状なりメールを出すものであり、それが彼らの将来にもつながってくるということを日頃から伝えては居るつもりです。しかしながら、必ずしもみんながちゃんと実践するわけではありません。それでもちゃんと実践してくる学生が何人かいると、ちゃんと話を聞いてくれているんだと感心してしまいます。(このことは大学院時代の研究室の先輩であった神崎先生(現:京都大学)から教えられたことでした。)
そんな今日、大学院時代からお世話になっている先生が鹿屋体育大学に異動したという、でもタイトルは「御礼」という挨拶メールも頂きました。立場が下の私などにちゃんと「御礼」というタイトルで連絡をくださるなんて、全く頭が上がりません。先生のこのような姿勢、見習いたいものです。
それから夕方には、研究室に卒業生から電話を貰いました。私が着任した時に学部生として研究室に入ってきた幸次郎、ずっとご無沙汰でしたが突然に電話してきて近況の報告をしてくれました。こういう挨拶もイキだね。今度、本を出版することになったそうです。当時は机に向かうよりもハンドボールコートで暴れることが得意だった彼ですが、5年間の修行を通して色々と変わったようです。それから幸次郎によると、他の卒業生たちは、学生時代に私に叱られてばかりだったこともあり、コンタクトを取り辛いようです。卒業してしまった今での叱られるとでも思っているのでしょうか。今と成っては彼らのヤンチャぶりやサボリも笑い話になってしまいます。いつでも尋ねてくれば良いのに....と思っています。