オリンピックの感動も覚めやらぬ日々だが,明日のオリンピアンを目指すジュニアの強化合宿ということで測定を手伝った.対象が競歩だったので,正直よくわからなかったが,指導・測定スタッフとの出会いがあった.そんなひとりにバイメカの測定スタッフとして青森から来ていた法○さんがいた.彼とはちょうど3年前の夏,スイスのチューリッヒで開催された国際バイオメカニクス学会で一緒になり,知人を通して紹介されて知り合った.当時は大学院生だった彼だったが,噂にも聞いていたが青森のスポーツセンターにバイメカの研究員として採用されたということだった.九州出身の彼だったが青森への就職,今時,研究職を求めるとこんなことは珍しいことではないのだが,待遇を聞くと最大5年までの任期付ということだ.こちらが驚くと,彼のほうからJISSよりは良いですよ,と返されてしまった.まぁ,期限付だからこそ青森までいったともいえるのかもしれない. あまり長く話をする時間は無かったが,まるでつい先日の自分を見ているような気分だった. 
 今時,研究職を求めると,スポーツ科学に限らずにどの分野でも就職状況は厳しい.しかし,諦めずに求めて活動を続けること,人との繋がりを大切にして常にアンテナを張ること,そして自分の事だけではなく集団としての活動を大切にすることを続けていれば,必ず,いい条件を得ることが出来るはずだ. 偉そうなことをいうわけではないが,後輩諸君には頑張ってほしいものだ.

 そうそう,ここ数日,オリンピックにスタッフとして参加していた先生方からお土産を頂きました.この場をお借りしてお礼申し上げます.