来週から始まる日本体力医学会の準備業務のために,1泊2日で前任校の早大スポーツ科学部に滞在してました.仕事もいっぱいあったのですが,久々に合う学生や先生方との話もつもり,なかなか仕事は進まなかった気がします.
さて,滞在中に現任校(順大)の学生で早大大学院の受験も考えている学生さんたち3名が訪問してきました.彼らはそれぞれにヒットしてところがあったらしく,うち1人に「どうだ?」って聞くとかなり好感触のようでした.それはそれで今後の勉強もはかどるだろうから良いのですけれど,ただ,あくまでも隣だから青く見えているということも忘れないでほしいものです.
大きな大学には大きいなりの魅力は多いです.しかし,小規模校には大規模校にはないアットホームさもあるし,それにより学生と教員の距離も近くなります.施設もすばらしいかもしれませんが,あの広大なキャンパスの全部を利用するのかといえば,そんなことはなく,あなた方が使うのは限られた一部だということも知っていて欲しいものです.
それから,大学院というのは,もちろん施設も重要ですが,そこで何を研究しようとしているのか,それを研究することが出来るのか,ということも重要です.
また,あなた方が順天堂大学の卒業生となることは,あなた方の履歴書からは消えることはないでしょう.自分が4年間を費やし,その名前を背負って競技してきたのですから,そこにもアイデンティティを持ち続けて欲しいものです.
とはいえ,外に出て,自分の知らない世界を知って,自分の歩んできた道を客観的にみつめるのは必要なことだと思います.また,その方が,学生として,人として,想像以上に大きく成長させてくれることでしょう.
あとは,受験勉強を頑張るのみです.頑張れ,若者たち.君たちの可能性は大だ.(いいなぁ,俺もあの頃に戻ってやり直せたらなぁ....なんて思ったりすることがあります.そうならないように,日々,全力投球で頑張ろう.)