「大型連休」が終わった.先述の通り,ほとんど仕事をしないで過ごしたので,明日からの仕事が憂鬱だ.子どもの頃に,月曜日に学校へ行きたくなくなるという心境は,子どもが日曜日にノビノビと過ごすからこと起こる現象なのかもしれない.つまり,「大型連休」をノビノビと過ごしてしまった私は,明日からまた仕事が始まるという状況に憂鬱を感じてしまっている.大学教員は仕事の内容も時間配分も,他の職業に比較すれば自由にすることができるのだからこれほどの憂鬱を感じる必要も無いはずである.それにも関わらず,現在こんな心境になってしまっているのには,連休前に発生した仕事を連休後に先送りしたことによる切迫感に襲われているという理由がある.このことはまるで,週末に遊びすぎて全く宿題をしていない子どもと同じ状況である.
我が家ではこの連休中,殆どの時間を家族3人揃って過ごした.そのせいで息子は明日からの保育園を拒むのではないか?との心配があった.しかし,その心配は無用だったようだ.今日の昼に近所のイトーヨーカドーに買い物にいった.すると,息子の保育園の友達数名と出くわした.子ども達は連休のために久々に会ったからか,それともいつもと違う場所で出会ったからか,再会を非常に喜んでいた.その状況を見て,どうやら息子も友達が恋しくなってきたようである.一方,私と言えば,ここ数日の間,職場の同僚や学生とは殆ど会っていないのだが,彼らのことが恋しいとは全く思わないところが不思議である.
5月の「大型連休」が終わると,次の休日は7月18日まで来ない.つまり,6月には休日ないのである.日本の暦は非常に偏っている.緑の日を昭和の日にするか否かを議論する前に,休日が満遍なく,ちょうど良い間隔で訪れるように議論してもらいたいものである.