予定が濃密な1日であった.予定表をちゃんと確認もせずに仕事をするとこのような状況に陥るのだろうか.そもそも数ヶ月先の市民講座の講師を本務校の用事が無いからといっていれてしまうと,かならず予定はバッティングするのである.なぜなら大学などという職場は,数日前や前日に,当然のように用事が入ってきてしまうからである.
ところで今日は,千葉県生活コーディネーター研修会というのの講師をしてきた.この研修会は千葉県が認定する生活コーディネータという資格を取得するための研修会らしい.生活コーディネーターとは,地域に密着して市民が健康生活を送るための支援をする人に与えられる資格らしい,分かり易く言えば,ちゃんと勉強をしている民生員のようなものだろうか.どのような人がこの研修を受けているのかというと,管理栄養士の資格を持っている人が最も多く,その他には看護士や体育教師,そしてたまに医師もいたりする.結構高度な資格を持っている人たちのようだが,受講生の多くが結婚して子どもを育て終え,再び社会復帰をめざすために,社会にリハビリをしているじという女性のようだ.
このような方々に対して,私は「健康生活を目的とした運動生理学とバイオメカニクスの基礎知識」という授業を担当した.何だかよく分からないタイトルだが,当然タイトルを決めたのは先方(県)だ.控え室に入ってからもらった受講生名簿を見て,先述のような高度な資格をもった受講生に対して私のような者が偉そうに話などできるのだろうかと,一瞬怖気づいてしまった.しかしながら,それでも講義が始まってしまうと偉そうに恐れを知らずに(しかも大げさに)話を出来てしまう自分が恐ろしいと実感した.なんだが講義というよりも終始コントをやっている感じだったが,講義終了後に主催者が行ったアンケート調査によると,受講生の評価や満足度はなかなかだったので,結果的には良かったのではないだろうか.
ところで今日は3時前に千葉市で講義が終了して,4時には佐倉市の保育園に息子を迎えに行き,さらに6時には本郷キャンパス(いわゆる御茶ノ水)にて会議という予定が入っている.同考えても間に合わない気がしたし,実際に間に合わなかった.スケジューリングは慎重に行うべきであるし,本務校以外の余計な仕事は極力入れないように気をつけろということだろうか.