良いこともある

ここ数日,このダイアリーを更新する暇が無いくらいに打ち込んでいることがある.珍しく,自分自身の実験をやっている.実験といっても未だ測定環境を整備しているという段階だが,測定して分析して問題点を確認してというのを繰り返すことによって,実験の勘を取り戻しているといった感じである.実験をしなくなると億劫になるものだ.事務仕事が山積しているのは事実だし,デスクワークの方が楽だし.ということで,転勤して以来(前任校でも後半は殆どしていなかったが),一番実験室で過ごす時間が長い気がする.
実験と分析をしながら,実験室で手伝ってくれている3年生に実験機材の使用方法などのレクチャーもしている.彼らは非常に熱心に勉強してくれるので,こちらもついつい調子に乗ってしまっている気がする.実験機材の使用方法などというのは,このように実験を手伝ってもらいことによって教えるのが効率的だ.やはり,実験系の科目だし,助手の先生も居ない研究室なので私自らが実験している姿を見せて,実験を通して実験方法を伝える必要があるのだろう.