嘆くのではなくて,改善策を考える

午前中はゼミナールの時間.これについては書いても愚痴にしかならないので書かない.
午後は後期から始まったバイメカ実験実習の授業.一応,前期に行った講義(受講生120名)を受けて行われるものだが,受講生は25名ほどであった.この大学では大抵1回目の授業はこの程度しか集まらないようなので,次回は増加することが予測されるが,実験実習はこれくらいの人数がちょうどいい気がした.昨年は65名もの受講生が居たが,実験機器も少なくて教員も少ないので多いと何かとやり辛い.少人数だと一人ひとりの学生と実験をしながら意見交換することが出来るし.しかし,大学の実習と言うのは予算が受講生比例なので,受講生が少ないと大した事が出来ないというのも事実であり辛い.
実習後にこの授業を手伝ってくれている某助手先生と,研究に関する話をする.お互いに今の研究環境(など)に不満やストレスを感じているが,これについては不満ばかり言っていても始まらないので,我々のような若手教員がアクションを起すことが大事であるということで意見がまとまった.私のゼミもそうだが,愚痴っていても仕方が無いので,どうしたら良くなるのかを考え,良い方向になるようにアクションすることが先決である.
今日は何だか人生相談会のような一日だった.色々人から色々な相談や方向を受けた.夏休み前までは,大学時代に力を発揮し切れなかった為に引退も考え,卒業後は大学院に進学して勉強することを模索していたS君,色々と考えた結果,もう少し現役選手を続けて限界に挑戦してみるとのことだ.しかも,今ある練習環境ではなくて,環境を変えて成長するために,別の大学の科目履修生になりそこで違う先生の指導を受けながらやって見るとのこと.春に知り合った時からかなり成長したようだ.就職先を,何をやりたいとかでは無くてブランドで選ぼうとしているYさん,ヤリガイを求めるのであれば,良く考えなさい.進路選択を誤ったと後悔しているSさん,後から悔やむよりも,どうしたら今後良くなるかを考えた方が,色々な面でいい気がします.色々と周囲の人に振り回されているSくん,君が本当にやりたいと思うことを選ぶことがベストだと思います.だからこそ,時間をかけてやりたい事を探しましょう.
私が偉そうにアドバイス出来るほど成功はしていませんが,私は何時も自分が主役であると考えています.そして,自分がやりたい事が何か,そのためには何をしたら良いか,何処へ行けば良いかを考えることに,結構な時間を割いてきました.そして,常に諦めずに目標を持ち続けてきました.それが今の私に繋がっている気がします.勿論,適時の判断と適切な修正も欠かせません.その為には,常にアンテナを張り続けることも重要です.