実験

朝から学生の卒論実験に立ち会った.学生の卒論実験に終始立ち会うのなんて,かなり久々だ.私のゼミでは,卒論は基本的には自分の力でやらせる方針だが,今回は他大学の機材を借用しているのと,この学生にはこちらからテーマを与えており,後ほどこのデータを使って学会や論文という形で私も使いたいと思っているので,それなりにいいデータを取りたいということで立ち会ったというよりも先導したカタチだ.今回感じたのは,やはり教員が立ち会った方が,良いデータが取れるし,検者をする学生も成長するということだ.とはいえ,12人も居る学部生の実験全てに立ち会うことなど出来るはずも無い.そして,やる気の無い学生の実験や明らかに準備不足の実験に立ち会う気も起こらないというのが本音である.
今年から分析用のシステムやビデオ編集用のパソコンを実験室においている為,私も結構な時間を実験室で過ごすようになった.今日,ちょっと感じたのだが,彼らって私が居ると落ち着かない?そういえば,私達が学生時代にもそうだった気がする.ある意味,緊張感を持たせる為には良いのだが,緊張感も何時もありすぎると弛緩するわけで.....