自然破壊

我が家のすぐ目の前には自然そのままの雑木林がある.夏にはカブトムシやクワガタムシが居たりするし,秋には栗がなったりする中々素晴らしい雑木林だ.リビングの窓外にはその雑木林が良く見え,なかなかの借景である.そもそも半年ほど前に,この家に決めた時の理由の1つに,この自然豊かな環境があった.当時の話では,雑木林の向こう側にある神社の土地なのでこれが無くなることは無いということだったはず.
そんな雑木林がこの1週間の間に無くなってしまった.どうやら近所の不動産屋が購入して,ここを宅地として整備する予定のようだ.ポストにお知らせの紙が入って僅か1週間での出来事なので唖然である.そして私は元雑木林の丘を見ながら,かなり寂しい気分である.朝の日当たりは良くなったのだが,やはり緑がないというのは寂しいものである.そもそも我が家があったところも,元はと言えば同じ雑木林だったのだろうから文句も言えないものなのだけれど.
そんな私の思いとは無関係に,工事車両が大好きな息子は,切られた木々を運び出すパワーショベルとユンボが見えることに満足し,朝の登園前には庭に出て見入っている.