ニュースによると「2名以上世帯の平均貯蓄額は約1000万円」である一方で,「約22%の世帯が貯蓄なし」であるとのことだ.さらにコメンテーターの経済評論家の女性がいうには,何を根拠になのかは判らぬが「最低でも年収の1年分は貯蓄額があるべき」とのこと.我が家の貯蓄額はと言えば,無しではないが限りなくなしに等しく,年収の1年分には程遠い.勿論,程遠いというのは年収が多いからではなくて,貯蓄額が少ないからである.
ここでいう「平均」とは三木谷氏のような大富豪も入れてであるので,実質的にはもっと少ない額だろう.しかし,皆本当にそんなに貯金しているのだろうか.大体,私の世代では,子どもも居れば,収入と支出の額は限りなく等しくて貯金する余裕などないのが普通ではないだろうか.こんな状態で年収と同額を貯蓄するなどということは,本当に可能なのだろうか.学生を辞めて完全な社会人になって5年の私にとっては不可能なことだ.
そもそも,この辺りのことについては,私は以前から不満でしかたないことがある.私が大学生の頃から,国民年金はたとえ学生であっても成人の義務として徴収されるようになった.現状として今の学生に聞いてみると,親が払っているか猶予されているかのケースが多いようである.そして卒業して社会人になった若者に聞くと,私もそうであった様に20万円に満たない僅かな手取りにも関わらず,国民年金か厚生年金を支払っているようである.一方で,年金を貰うようになった世代の話を聞くと,人によっては若者が手にする給与以上の年金を貰っていたり,大学教員のように定年が遅い職業では毎月の給与に加えて年金が支払われている人もいるらしい.マスコミなどでは「若者が高齢者を支える」と唄われている年金であるが,実は年金を支払っている若者の方が所得が少ないというのが現状である.しかも,若者の方が養わなくては成らない家族が多いのにも関わらず.さらにおかしいのは,我々が高齢になった頃には,年金が貰えるかどうか判らないということである.こんな状況で年収と同額を貯蓄しておくことなど出来るはずが無かろう.手取りというくらいだから,給与が自分の手に渡るまでには,年金や税金などを差し引かれる.従って,たとえ給与を丸一年間使わなかったとしても,年収の一年分などにはならないのである.この額を貯蓄するなんて不可能だ.私の周りの同世代の方々,貯蓄はいくらですか?(恐らく,近々お会いした方々には尋ねると思います....)

今日が文化の日で休日であることを,昨日に知った私であった.何だか得したような損したような気分であるが,とりあえず,(もちろん)何時もよりも遅い時間まで寝て,自宅にて過ごした.実は,大学の掲示板には「(水曜日の)ゼミ説明会に参加できない方は木曜日に研究室を訪問してください」という内容を張り出してしまっていたのだが,恐らく来ないだろうと思い,研究室には行きませんでした.普通の大学ならば休日に大学に行くこと人は居ないのだけれど,ウチの大学はクラブ活動が盛んなので,もしかしたら訪ねた学生が居たかもしれない.さらに,研究の打ち合わせの約束をしていた大学院生からも電話があった.急に知った休日を喜んだあまり,約束を忘れていた.ごめんなさい.

休日ということで,家族で自宅近所のガーデニング店やホームセンターを訪ねた.しかしながら,どうやら学生から風邪を感染されたようである(昨日,大学ではゼミや授業を風邪で休む学生が多かった).なんだか耳の下の方が痛い気がする.痛さのあまり,買い物をしている最中に,店内を走り回ったり,売り物の品を触って回る息子にイライラして,息子をしかってばかりであった.この風邪,酷くならないよなぁ.....