高橋尚子さんが東京国際女子マラソンで復活ともいえる激走をして優勝した.私は以前,このサイト上で,高橋さんのコメントを批判したことがあったが,今回の走りは私のコメントを否定せざるを得ないような内容だったと思う.つまり,今回のレース内容は彼女(のチーム)なりに前回の失敗を分析して組み立てた内容であったのではないかと思った.具体的に言えば,35キロ地点でのスパートはライバル達の予想に反するものであっただろうし,スピード型という自分の能力の長所を生かした走りであったと思われた.最後の坂道の走りもとても力強く見え,前日に行った筋膜炎という会見は,まるで敵を欺くためのものであったのかとも思えるほどであったと思われる.とはいえ,私の専門は短距離走であり,これは飽くまでも私見です.
ところで,レース後のインタビューで高橋さんが30歳代・40歳代の方々を喚起させるようなコメントをしていた.高橋さんと同じ年齢の私としては,私もまだまだ頑張らなくてはならないと思ったのであった.ありがとう,Qちゃん.