午前中は会議会議.この時期,大学は会議が非常に多い気がする.いや実質的に多い.
午後はFD研修会.ゲストで参加していた業者さんがFDってなんですか?と尋ねていた.内藤先生はフロッピーディスクじゃないですよ!なんて答えていた.内藤先生と私は一部の学生からは同世代かと思われているらしいし,事実,先生は実際の年齢よりも若く見える.しかし,ここらへんのジョークの質が私世代とは違う気がする.(失礼しました.)
ところで,この研修会で東大大学院生命環境科学系の先生がゲストで招かれていた.プレゼンでは石井直方先生の写真(もちろんボディビルの)が出てきたりして,私的には楽しめた.後の懇親会の時に,先生に自分も生命環境系院生として居たという話をすることができたのだが,先生から「東大とどちらがいいですか?」と切り返された.周囲に順大の先生方がいて会話を聞いているという状況でこの質問は辛い.「ここです」としか答えられないでしょう.
実際はどうかといえば非常に難しい.特に,当時と今では立場も違うわけだし.(東大だけに)唯一つ言えるのは,スポーツ科学を研究する上では,あそこには一緒に研究する仲間や指導してくれる先生方は沢山居たが,研究対象となるトップアスリートがほぼ皆無であった.一方,今は,自分がほぼ自由に使える研究施設と,研究に協力的なトップアスリートやコーチが居るが,対等にこの分野の研究の話する相手や,指導してもらえる人も居ない.学生時代は早く自分の興味あるテーマで研究したいと思っていたが,いざそういう状況になると,事を進めるのには非常に時間もエネルギーも要する.結局の所,研究成果が少ないという状況は,今も昔も変わらないし.
FDではインパクトファクターやWeb of Science の話などもしていたのだが,あの話を役に立つと思って聞いていた人は何人いたのだろうか.