私のような若手の大学教員は,大きな会議やセレモニーあるいは営業でも無い限り,学内業務ではスーツを着ることがない.まぁ,とはいえビジネス系の研究者には毎日スーツを着てくる先生もいるけれど,私などはユニクロのチノパンにGAPのボタンダウンのシャツ,その上にセーターかフリースなんてのがスタンダードの使用であり,クローゼットにはこの手のセットが幾つか用意されている.一方,スーツは夏用と冬用が2セットずつくらいしか持ち合わせていない.とはいえ,仕事によってTPOを上手く分けて正装をしたりラフな服装をしたりしている.
何が言いたいのかと言えば,とある仕事でTPOを判断できて無さそうな人と同席して不満が溜まったということ.しかも他大学を訪問したり,学外の業者さんと共同研究の打ち合わせといった状況なのに,それなりの服装が出来ないのはどうかと思う.これは何も教員に限ったことではなく,たとえ学部生や大学院生だとしても,相手が社会人の場合には,こちらも,ある程度はちゃんとした服装をすべきだと思う.
そもそも服装などは個人の自由だとは思うのだが,それはあくまでも自分ひとりで行動する場合であり,チームで動く場合には,周りの人の評価にも関わることなので,ちゃんとしてもらいたいものだ.
このことにストレスを感じたのは私だけだろうか?と思ったけれど,それを同席した後輩に話したら同感を抱いていたらしいので安心した.

ところで私が勤務している大学の学生達も,なかりTPOを読めない輩が多い気がする.学生の服装は常にジャージやスエットであり,おそらくあれは,寮やアパートでの服装のままなのだろうと思われる学生も多々見受けられる.私にしてみれば,アスリートとしてのプライドを持っていればなおさらに,練習やトレーニングの際の服装と授業を受けたり,研究室で活動する服装は分けて欲しいと思うし,ましては自宅での部屋着はなおさらである.服装には気を引き締めたり,リラックスしたりという効果もあるのだろうから.....