本を読む機会が

最近,少なくなっている気がする.というのも眼を通さなくてはならない書類や論文があること加えて,電車の中や駅のホームなどではついつい携帯でメールやらウェブ検索をしてしまうからである.これは私に限ったことではなく,電車に乗っている人の大半が携帯電話を操作している気がする.携帯メールがこれほどまでに普及する前までは,多くの人が電車に乗るときを始めとする「間(ま)」には本を読んでいたのでは無かっただろうか.今や本も携帯で読める時代ではあるが.....
そんな今日,早大での授業中に荷物の中に文庫本を入れている学生達数名を発見した(彼らはカバンの口を広げているために,中が良く見える).今時の大学生達がちゃんと本を読んでいるということに,ちょっと安心したのだった.
本と言えば,昨日,研究室に地元の本屋さんが御用聞きに来たのだが,ついでにちょっと世間話になった.最近は本を読む人が減ったことに加えて,アマゾンなどのネット販売のお陰で街の小売店は大打撃だということだった.小売店に同情はするものの,アマゾンは便利なわけでついつい使ってしまうのである.ところでAmazonは思いついたときに注文することができるのだが,支払いはクレジットカードなので研究費で購入する場合には立替なくてはならない.生協で買うと1割引で購入することができるし,伝票処理することができる.御用聞きに来る本屋の場合は,伝票処理することは出来るのだが,注文も向こうのタイミングだし,割引が効かないのである.そういう意味でもあまりメリットはないのだが.......