息子がスキーを経験してきた.あいにく私は事情があって一緒に行くことが出来なかったのだが,祖父母と叔母と従弟と共にスキー小旅行をしてきたようだ.初めてにも関わらず,ちゃんとバランスをとって滑る事が出来たようだ.てっきり怖がって全く出来ないのではないかと思っていたが.先日,祖父からのクリスマスプレゼントにスキーセットを買ってもらった甲斐があった.無駄になってしまったらどうしようかと思っていたのだ.
エリートスキー選手の多くが,実家がスキー場で温泉旅館を経営していることからもわかるように,スキーってのは幼い時からはじめること,そして頻繁に経験することが重要なようだ.庶民の子である私は,残念ながらスキーを始めたのは大学に入学してからであるため,ある程度は滑ることが出来るものの(本当にある程度である),さほどの上達もせず,その後のスノーボードブームに便乗してスキーをやめてしまった.今思えば,あの時にしっかり練習していれば,もう少しは滑れるようになったのかもしれない.スキーを初体験した息子には,選手になれとは言わないが,しっかりと練習してモノにしてほしいものである.
そうそう,先ほど,全日本フィギュアで浅田真央さんが200点を大きく超える得点で優勝した.彼女なんかも幼いころから始めて大成した例だ.5歳になった息子にも何か専門的にやらせる時期なのかもしれない.いや,やらせるのではなくて,自分からやりたがらなくてはだめだ,などと考えてしまう.継続するかどうかは本人が選ぶことであり,親は環境や機会を与えるものなのだろう.ところで私の職場の先輩,柔道のH先生は息子さんの柔道のことになると顔が変わる.もしも私も息子をその道に入れたとしたら,私もそんな風になるのかもしれない.余談だが,私の場合,父は電気機器オタクだったために,私は父からはスポーツに関する(正しい)環境は与えられなかったものの,私は割と早いころからパソコンを触り育った気がする.そのお陰か無関係かは知らぬが,今ではパソコンに関する知識や技術が大いに仕事に役に立っている.やはり,親は環境づくりという点では重要である.