早大にて,5時限目の授業を終えて研究室に行ってみると,助手の宮本先生と子分の大学院生たちが今流行のビリーズブートキャンプを始めたので見学させてもらった.見ていると楽しそうで辛そうではないのだが,実際にはかなりの運動強度らしい.普段は研究活動にフル活用の最新AV機器もナイトサイエンスではこのように利用されるのか...こういう所がスポーツ科学系の大学院が他の領域の大学院と違うところかもしれないですね.

ところで今日の授業は教場にて試験を行ったのだが,最後の設問にサービス問題として,授業の感想を記載するというものを出題した.帰ってきた回答用紙を読んでみると,かなりの数の学生が「ためになった」という言葉を記載していた.実は私自身はこの言葉をあまり使う習慣がないのであるが,そのせいか,「ためになる」の正確な意味が分からず,どうもシックリこないのであった.ということで「ためになる」を辞書で調べてみると「為になる」であり,その意味は「利益になる.得になる.」でということであった.ということは,私の授業を受けて彼らは得をしたと思ったということか.大学の授業料は相当高いから,教えている側としては徳をしたとはとても思えないのだがね.

話は変わるが,日米大学野球の日本代表選手に選抜されて米国遠征していた野球部の細山田くんが三週間ぶりに授業に出席してきた.試験後に教卓までニコニコしながら来てくれて話しかけてくれた.どうやら,遠征中は食事が毎日ハンバーグだったらしく,食生活が合わなかったらしい.スポーツ選手の海外遠征でつきものの食事の問題である.そういう米国遠征での土産話を聞かせてもらい,「そんなんじゃ,十数年後にフリーエージェントメジャーリーグに行ったときにも食生活でこまっちゃうじゃんかよ〜.」なんて言葉を交わしましたが,来年の秋ごろに,ドラフト会議で指名されてプロで活躍して,さらに城島捕手のようにメジャーで活躍できたらいいですね.応援してます.