春に卒業した学生が研究室を訪問してきました.卒業後に警察官となるべく警察学校に入学した彼ですが,最近は交番勤務をしているそうです.学生時代を知る私としては,大丈夫かな?と思うこともあるのですが,彼が言うには頑張っているそうです.
私は研究室を訪ねてくる卒業生には結構素っ気無い態度をしているようなのだが,実は訪ねてくれれば嬉しいと感じている.ただね,アポ無しで来られると,驚きはあって良いのだが,仕事の途中だったり,締め切りに追われていたりすると,ちゃんと対応してあげられないこともあるんだよね.
ところで,こうして訪ねてきてくれたり,たまにメールをくれたりする卒業生がいる(返事を出し忘れることが多いのだが)一方で,音信不通・消息不明な卒業生も多くいることも事実なのだ.これは,卒業論文で絞られて,もうこの研究室や私とは関わりを持ちたくないからなのだろうが,多くの場合は社会人となるのだから,これでは社会人失格なのだろう.常識的に考えれば,卒業して就職して,研修も終わり,配属先が決まれば,葉書の一つも送ってきて配属先や新住所を知らせるのがスジだと思う.こういうことをちゃんとしてくる卒業生も居れば,全く出来ない卒業生もいるわけだ.連絡の無い卒業生が研究室に訪問するはずも無いと思うのが普通なのであるが,まれにあるのは,全く音沙汰無かったくせに,他大の大学院を受けるからとか,転職するからと言って,推薦書を書いてくれとお願いしてくる奴,......
まぁ,十人十色という様に色々な奴がいるのだが,ちゃんと連絡をくれたり,研究室を訪問して,私へなのか後輩へなのかは不明だが,手土産を持ってきてくれた時には,見た目は平然としているが,胸の奥はジーンとしているものです.