ゴールデンウィークなので長男,太郎のためにSLに乗りに行って来ました(ところでSLってのはSteam Locomotive の略だってこと知ってました? ).太郎は喋りを覚える前からの鉄道ファンで,最近はすっかりSLに熱中しており,DVDを見たりプラレールで遊んだりする毎日である.このところ,次郎と花子に両親を奪われてしまい,ちょっと赤ちゃん帰りしていることもあり,たまには1日中,太郎に付き合ってやろうかと思い,栃木県を走る真岡鉄道まで行ってきました.私達親子が乗ったのはC12 66という機関車ですが,Cというのは動輪が3つ付いたモデルで12というモデルはタンク機関車といって機関車内に石炭や水を積むタイプのもの,66というのはこのモデルで66番目に製造されたという意味だそうです.もちろん,鉄道マニアの息子はそんなことは知っていて,現地に着くまでに私に色々と説明してくれたわけです.ちなみに有名なD51のDは動輪が4つ付いているという意味で,5は機関車の後に炭水車という石炭なんかを乗せる貨車を引っ張っているタイプのもので,これはテンダー(炭水車)式機関車というらしい.子どもの知識って凄い.....

さすがはゴールデンウィーク,SLの駅も車内も子どもで溢れており最初はデッキに乗らされて客室には入れませんでした.しかし,連結部分や機関車本体が良く見えるということで,息子には好条件だったようです.ところでSLは煙が入るから窓を開けることができないのだけれど,昔の列車なのでエアコンなんてついておらず,満員電車は熱気で溢れてとても熱いのでした.SLってのは乗ってしまうと機関車の格好良い姿は見えないので,もしかしたら乗らずに外から見た方が良いのかもしれない.....と私は思った.
今時SLを走らせることが出来るのは田舎な町くらいなもので,窓から見える景色は相当な田舎でした.そして終点の茂木(もてぎ)駅に到着すると,転車台という装置でSLを方向転回させるのを披露してくれたりするのですが,それが終わってあることに気づきました.それは多くの乗客は家族がクルマで並走してきており,茂木につくとクルマで帰るということ.時刻表をみると帰りのSLは2時間後.田舎の町では駅前といっても時間をつぶすようなところは有りませんでした.私と息子は何も無い駅前をブラブラ.図書館にいったり,駅の待合室でボケーとしたりして過ごし,2時間後,再びSLに乗りこみ最初にのった真岡駅まで帰ったわけです.実は何も2時間待たなくても,その間にはディーゼル車が1時間に一本出ていたのですが,これもまた息子のわがままを特別に聞いてあげたために2時間待ったわけです.
一日,本当に疲れたのだけれど,息子は大変満足したらしく,その後はずっとSLの話ばかりしています.車内販売や駅の売店では,限定という言葉に乗せられてSLグッズを3種類も買ってしまい,帰宅後,妻からは「なんで3つも買わなくてはならないのか判らない......」と言われてしまったわけだが,この値段が総額2,000円だなんていえるはずも無く.....