テレビの仕事

yanagiya2007-04-10

4月からの新番組「解体新ショーNHK)」の撮影の為に,私の研究室にお笑い芸人の博多華丸・大吉コンビが訪問してきました.正直言って,ディレクターさんの連絡で名前を聞いたときには,私は誰のことかさっぱり分からず,「売れない芸人なのかな?」なんて思っていたのですが,学生に聞いてみると「アタックチャンスのマネをするひとですよ!」と言われ,「あ〜よく見る...」と思いました.
以前,ダウンタウン松本人志さんが訪問した時もそうなのですが,このように有名人が訪問すると,どこで聞きつけるのか,普段私の研究室を訪問することもない学生達が覗きにくるのだ.まったく,学生達はこういう情報だけは早い.
で,彼らと撮影を行い,空き時間に色々とお話をしてみると,本当にいい人たちでした.私よりも3歳年上だそうで,博多を中心に営業していたのだが,最近になり東京に進出したそうです.結構,苦労をしてきたんですね.その他にも,番組でマラソンにチャレンジして4時間を切らないとノーギャラと言われて,頑張って3時間台を出した話など,色々な話をすることができました.さらに,番組の撮影後には記念撮影にも応じてくれました.3人でアタックチャンスのポーズでした.テレビの仕事をしていると,(カメラの外では)結構,横柄な態度の人と一緒に出演することもあるのですが,彼らは本当に腰が低くて好感触な方々でした.何だか,これからも彼らを応援したくなりました.
どんな内容でテレビに出演することになったかという詳細なことは,6月2日(土)10:00からの番組をご覧になってください.
ところで,大学教員の中にはテレビの仕事なんて時間の無駄と思っている方も結構居ます.私の場合は頼まれれば,よほど変な話で無い限りは応じるようにしています.理由は,テレビの影響は大きくて,これらの番組を見て,子ども達がスポーツ科学に興味を示してくれればよいと思っているからです.私の場合も高校生の頃に,元プロ野球選手の栗山秀樹さんがニュースステーションなどで実験を紹介しているのを見て,この分野に非常に興味をもったものでした.とはいえ,テレビの仕事は結構な時間を費やします.しかし,こういう形で社会に我々の仕事をアピールするのも私達の使命のひとつなのではないかな?なんて思っています.もちろん,究極に忙しいときには断りますが.そうそう,テレビに出るの,結構嫌いではないし......とはいえ,毎回協力してくれている研究室の学生やスタッフの存在と感謝は欠くことができません.